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十一社大神神社は、中川原・芝田の両町が管理している神社で、 八阪神社の分祀の神社です。 その神社に、平成29年11月頃に四日市市のご配慮で、 江戸時代後期に作られた ”大釜” が戻ってきました。 この ”大釜” は ”湯立神事” に使われたと思われます。 十一社大神神社の宝物 ”大釜” を紹介します。 情報・資料は中川原一丁目の齋木忠昭さんから提供頂きました。 |
十一社大神神社のお宝 ”大釜” |
十一社大神神社は・・・・・ |
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湯立神事に使われたと思われる ”大釜” |
◎湯立神事とは・・・・・ ・祭場に大釜を据え、湯を沸かし、 巫女などがその周囲を回り、 笹を熱湯に浸し、身に振りかけて 神に祈る行事。 ・熱湯を浴びて心身を浄化し、 ご利益を得る故事に由来している。 ・神の力が宿るとされるクマザサを 大釜の煮えたぎった湯の中に浸し、 氏子や参拝者の頭上に勢いよく振り そそいでいる。 ・神事で使ったクマザサは、無病息災・ 五縠豊穣のご利益があると言われ、 氏子や参拝者は自宅の神棚や門に 飾るために、大切に持ち帰る。 |
”大釜”の周りには色々な表記が・・・・・ |
『桑名』 『廣瀬』 『大良兵衛』 『道次』 が表記されている |
『天明六歳』※ 『舎丙午』 『二月』 が表記されている ※西暦1786年 |
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『菊花紋章』の表記※ ※神紋とは、神社で用いられる固有の紋で、 神社にゆかりのある植物や縁起物、または 公家や武家の家紋が用いられることがある。 『柴田村』の表記※ ※現在の『芝田町』を示す |
『右三つ巴』の表記※ ※巴とは水が渦を巻いている形、いわゆる 渦巻き。 この渦を火災予防のお呪いとして、民家 では屋根瓦や土蔵などに用いていること が多い。 巴紋は神社に多用されているため、神社 関係の人が家紋として使い始めた。 『中川原村』の表記※ ※現在の『中川原町』を示す |
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”田畑”を表している | ”升”を表している | |
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