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平戸山遺跡を撮る(3)

 平戸山遺跡は住宅を建設するに先立ち、四日市市教育委員会が発掘調査したものです。約2000年前(弥生中期)から約1250年前(奈良時代)にかけてのムラの跡です。ここからは弥生時代や古墳時代の竪穴住居や壺、甕が発掘されました。
 またこの遺跡は、三滝川南岸の川島から松本へ続く丘陵の北面地域に広がり、北東に前山遺跡が隣接しています。現在、そのほとんどは耕地や住宅地となっています。
 


平成19年10月18日
前日のベンガラ(弁柄)の入った壺がすっかり外へ現れていました。


弥生時代に、ムラをつくるための造成工事が行われていました。




10月22日
雨と休日が続いたので久しぶりに現場の作業風景を撮らせてもらいました。

ベンガラの壺を撮影中。 他にもつぎつぎと・・・ 現れています。




10月25日
きょうもおじゃましました。



カマドがつぶれてぺちゃんこになった跡です。
十文字に掘ることでその厚みがわかります。


奈良時代の井戸の跡かもしれないそうです。奈良時代以降、
長い年月の間に何層かに分かれて埋まったと考えられます。



10月29日


穴の中に柱の痕跡がある。


弥生時代の土器が出土しました。





10月31日
ラジコンのヘリコプターを飛ばして、上空から現場全体の撮影です。
現場は、左端の白い物置に隠れて見えませんが、奥の茶色の建物との間の
約500�uの地面に遺跡が広がっています。


これで現場での調査は終了しました。資料を文化財整理作業所へ持ち帰り、調査します。
施主さん、教育委員会の清水さん、作業員の皆様、地区センターの方々、お世話になりました。
取材にご協力いただき、ほんとうにありがとうございました。




11月8日
文化財整理作業所(中央工高近く)におじゃまして作業の様子を見せてもらいました。

洗ったあと、乾かしている。 破片を拾い出して接着している。
   
ずらり並んだ土器の破片ですが、これでもほんの一部だそうです。
みんな今回の平戸山遺跡から出たものです。


遺物整理の流れ(1→7)(文化財整理作業所の資料を参考)
1 壊れないように水洗いし、乾燥させます。
洗い過ぎると土器の文様が消えてしまうので注意。
2 注記 土器片の一つひとつに出土した遺跡名・位置・日付を目立たないように記入していきます。
小さく書けるようになるまでが大変です。
3 バラバラの土器片の中から探し出して接着剤でくっつけます。根気とカンのいる仕事です。
4 作られた当時の形に復元するため、土器の破片がない部分を石膏で補い、土器と同じような色を石膏に塗っていきます。
5 実測 土器の特徴を捉えながら寸法を測って、図面に描く作業です。土器に施されている文様なども測って描いていきますが、拓本をとるものもあります。
6 トレース 鉛筆で描いた実測図を、製図用ペンでなぞって清書します。
7 写真撮影 復元した遺物を特徴がわかるように写真に撮り、記録として残します。

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